グレのはいはい日記

時間がありすぎて始めました。忙しくなってフェードアウトするのが目標です。

わたしの阪神淡路大震災

わたしが小学生のとき、阪神淡路大震災がありました。
わたしの実家は兵庫県ではない関西にあり、当時わたしは1人でベッドで寝たいと親にお願いしていたのに、何故かうやむやのまま親と一緒に寝起きしていました。

地震が起こったのが早朝だったため、まだ寝ていたわたしは、突然の大きな揺れととっさに覆い被さってきた父親にびっくりしたのを覚えています。

そして揺れが収まらないので、ものすごく長い時間その態勢が続きました。
父と母が取り乱した様子で何か応答していたように思いますが、わたしは父が作った真っ暗の空間にいて何が何だか分からず、感覚的に恐怖を感じて固まっていました。

揺れが収まってもしばらく父は覆う形のままで、やっとのやっとで解かれたときに父の背後にあった大きな桐のタンスが目に入って、あれがもし倒れてきていたら。と思うとゾッとしました。

幸いうちは食器棚の中の食器がいくつか割れただけで済みましたが、テレビのニュースで映る光景は、小学生のわたしの想像を超えるものでした。

あの地震があってから、家具を留めるストッパーや下に敷くジェルのシートがどこかしこで売られるようになりました。

わたしがダンナと結婚してから買った食器棚には、内側から食器が飛び出さないようにロックが付いているのですが、これもおそらく阪神淡路大震災後に主流になったのだろうと思います。

あれから20年経ったなんて信じられないですが、あの地震を忘れないで、あの経験を少しでも活かして日々を送っていきたいです。