神さんは占いというよりは、四柱推命が読めて、さらに滝行などの修行を積んだとか積まないとか。で、霊感というのかスピリチュアルなモノを感じ取れたらしいのです。
わたしの母も幾度かお世話になったことがあり、わたしも2度みていただいたことがあります。
白髪の美しい上品なおばあさん。わたしの名前、生年月日、出生時間をさらさらと筆で書き留め、一言。
「あんた、28まで運勢悪いな」
初めてみてもらったときは、まだ21かそこいらで、もう大ショックでした。
だって花の高校生時代に病気が出て、なんとか大学で不安定なりに勉強していた頃。
今は28なんてとっくに越してしまいましたが、あと7年は不運が続くのかと思うと眩暈がしそうでした。
2度めは、ダンナと結婚を決めたとき。神さんはこう言いました。
「最高の相性ってわけでもないけど、なんやかんやで離れられへんわ」
このときはもう神さんの言い方に慣れていましたし、「最高でない相性」と言われて、むしろ結婚という関係に怠慢にならないでやっていこう!と前向きになれました。
それから数年して入院するほど精神的に悪化してしまい、わたしなりに苦労の人生を歩んできましたが、気がつけばそれも過ぎ去り、それらの経験自体が糧になっています。
こういうのをみてもらうのが良いのか悪いのかは分かりませんが、わたしにとって神さんの言葉は多少の強烈も含みつつ、未来にある望みを覗かせてくれたのかな。なんて思っています。
今、もし神さんがいても何か尋ねなくてもいいくらい図太くなりました。
当時、お気持ち分を包むと周りに聞いて3千円払いましたが、今ならその分は、家族みんなでランチに行くのにでも使いたいですね^ ^