グレのはいはい日記

時間がありすぎて始めました。忙しくなってフェードアウトするのが目標です。

子どもの頃に欲しかったもの

今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」を書いてみます。
〈春のブログキャンペーン 第3週〉

わたしが小学校に上がる頃に、隣町の祖父と祖母の家の近くに引っ越ししました。わたしは小学校1年生、兄が小学校5年生で兄は転校になりました。

引っ越し先は田舎でぴかぴかの1年生も2つの保育園から上がりの顔見知りばかり。わたしはそんな中で少し浮いた存在になってしまい、ある女の子グループから仲間はずれにされるようになりました。

授業中は特に何も害がなかったんだけれど、問題は下校時。グループで帰るように言われていてその女の子グループと一緒に帰るのですが、途中でわたし以外のメンバーがこそこそ話したり、集まって円になったりソフトなあからさまなはじきが続きました。

やだなぁ。という思いとともに帰宅すると、何と今度は兄の妹いじ(り?)めが始まります。これはもちろん引っ越し前は無かったもので、後でわかったのですが、当時兄の方も転校生として注目を集めたらしく、不運なことにこっちの指定のリュックが隣町のランドセルではなかったためにそれをネタに冷やかされたそうです。

具体的に妹いじめがどんなだったか記憶が定かでないのですが、強烈に印象に残っているのはコップに注いだカフェオレにオレンジ味のグミを入れられて飲め。と言われたこと。わたしも健気だったので真に受けて嫌だ。と大泣きしてしまい、余計に兄のわけわからんエネルギーを増幅させてましたね。あとは、兄の運転する自転車の後ろにステップ(足を乗せて立って2人乗りできる突起)に乗れといわれて、わざと蛇行運転されて怖がらせられたりとか。

兄もわたしと同じチキンヤローなので、アホか誰が飲むか!誰が乗るかボケ!と一蹴したらきっと2度としかけてこなかったろうに。本当に嫌で我慢できないときはおじいちゃんおばあちゃんの家へと脱走したりもしたのですが、歳がだいぶ上の兄の体力には敵わず、家に引きづられました。そんなこんなで学校の帰りから家に帰って両親が帰宅するまでの不快な時間がおそらく2年くらい続きました。その間、親は全く気づくこともなく、わたしも忙しい両親に言い出せず。

3年生になって、1度爆発というか、ふざけんなバカヤロー!的な態度をとったら嘘のように女の子グループの仲間はずれは終わりました。なんじゃそりゃ。兄の方も中学生になり、また新たな友達ができたようで憂さ晴らしをする必要がなくなり家にいる時間も安泰となりました。もっとしっかりしてお兄ちゃん。

まあ、こういう過去があったことをうちの両親はまーったく知らないでいたので、実家に帰省した際に、母親に「実は…」と話してみたんです。そしたら「あ、そう。あのときな、お兄ちゃん、転校でストレスたまって大変やったみたい。担任の先生に言われたんやけど。あの子も大変やってんで」だって。

何か親のコメントじゃなくない?少なくてもわたしが期待してたものではなかった。。

長々と書きましたが、わたしが小学生の2年間、ずっと欲しかったもの。それは親からの問いかけ。今日は学校どうだった?とか最近どう?困ってることはない?とか。もう少し注意深く兄もわたしも見ていて欲しかった。もう今は兄にも親にもそれなりに割り切って接することができるけれど。