わたしは精神疾患で気分が不安定で、1人の女の子は家族仲のことで悩んで不調、もう1人の女の子は短期留学にチャレンジしたもののうまくいかずに体調を崩し、保健室へ。
普通なら3人同じ歳の女の子が揃えば、会話に花咲きそうなものですが、わたしの記憶の限り、みんなそれぞれの悲壮感を背負って各々が時間を潰していたように思います。
生徒同士では話さないのに保健の先生とは少し話していたような。なんででしょう。先生が気を遣って話しかけてくれていたからなのか。
ある日、留学を切り上げて帰ってきた女の子が何かがきっかけで突然取り乱したことがありました。うろ覚えですが、保健の生徒と話しているうちに触れて欲しくなかった話題に触れてしまったか何かで、自分のおじいちゃんに対して怒りを露わにし始めたんです。
普段は知らないふりというか、お互い干渉しない距離を保っているわたしでしたが、思わず泣きながら大きな声で先生に向かって気持ちを吐露する彼女を見てしまいました。
そしてそのとき彼女が放った一言。
「うちのおじいちゃんはなんでもお金で解決する。うぐうぐ。ぐすっ。。」
え、ええな!それ。
と内心思ったわたし^^;
ごめんね。うちはお金が無いことで苦労したからさ。こんなセリフ2次元でしか聞いたことなかったからまさかリアルであるとは。
後で彼女の祖父は政治家か何かだったと噂で聞きました。
人の悩みって本当に人それぞれなんだな。と衝撃を受けて、未だに忘れられない出来事です。