今週のお題特別編「嬉しかった言葉」
〈春のブログキャンペーン ファイナル〉
うれしかった言葉。きっとたくさんあるのだろうけど、今もパッと思い出せる言葉。
それは
「お前は天才じゃないけど、秀才だ」
これは中学校の塾の先生が、高校受験前にかけてくれたフレーズ。この先生には小学校4年生からずっとお世話になっていたので、わたしのことをよく理解してくださってたんだなぁ。と思います。
真面目に授業を受けて、定期テストのときは5時から起きて試験勉強して、やっといい得点が取れる頭脳の持ち主。親はわたしのことを勉強ができる子だと勘違いしていたのに。。
テスト前は神経がピリピリしてお腹が痛くなったり、どうしてこんなに勉強しなきゃいけないんだろう。と辛くなって数学の問題集の上で泣いたり。
今のわたしから、テストでこけたとしても、あなたは素敵なんだよ。とあの頃のわたしに教えてあげたい。いい点が取れないと存在価値がないようなそんな気がしていた気弱な自分が可愛らしいです。
塾の先生はわたしの傾向も把握してくれていて「グレは模試でも2回目に点数が良くなるから、本命を受ける前に1つ違うところを受けた方がいい」とアドバイスしてくれて、本当に1校目の理科でこけました。そして、次の本命校に受かることができました。
天才じゃなくて、普通の人。
普通の人だけど、努力を重ねて成果を出せる人。
つらい時もあきらめない人。
あの言葉にはそんな励ましが含まれてるような気がしています。普通の人だから苦悩もあるけれど、悩む時間があるからこそ一生懸命に解決策を考えるし、他の人にも優しくなれる。
この世の中に天才はごく僅かで、普通のがんばるときにがんばらないといけないわたしみたいな人が大多数なのは、意味があるような気もします。不完全でも許して受け入れ合う心。足りないところを補い合って協力すること。そうして人と繋がっているために、(人の)世の中の均衡を保つためにそんなしかけがあるのかも。なんて妄想しながら今日は終わります^ ^