グレのはいはい日記

時間がありすぎて始めました。忙しくなってフェードアウトするのが目標です。

母は大事なことは一度しか言わない

わたしの母は、過ぎ去ってだいぶ温度が冷めたくらいの落ち着いたときになって、やっと当時の気持ちを話してくれることがあります。
そして本当に大変だった頃の話は一度話して、もう二度とは話しません。

そういう話を今までに2回だけしてくれたんだけど、そのうちのひとつがわたしと母とのこと。

どこまでここに書いたかは忘れてしまったけど、高校生のときにひどく気持ちが落ち込んで鬱と言われ、自宅で静養したり、登校しても保健室にこもっていたりしていた時期。

当の本人のわたしも辛かったけど、母もすごく辛かったって。

制服姿の女子高生を見る度に、どうしてうちの子だけ。という思いがこみ上げて涙が止まらなかった。

仕事を終えて、うちに帰れば、ベッドの上でほとんど動かない娘が、こんな風になったのは親のせいだ。とやり場のない感情を一身に浴びせてくる。

そんな毎日が続くうちに、ふっと思った。

いっそこの子と一緒にいなくなったら。

すぐに思い直した。って言ってたけど、そこまで追い詰めてしまってた。

親の考え方や価値観は今でも好きになれないけど。

もう今さら言えないけど。

ごめんね。

ほんで、

生かしてくれてありがとう。

生きてくれてありがとう。