母の身であるわたしとしては、毎日家事・育児しているパートナーを差し置いて何やってくれてんねん。ぼけ!という気持ちになりました。
わたしは彼の著書『五体不満足』を読んだことはないのですが、他の方のレビューをみると「障がいもひとつの個性」というメッセージが込められてるそう。
文にしてしまうとそれは前向きなパワーを持って単純明快に響きますが、人間の心中はいつも簡潔ではいられませんし、時にはやはり葛藤があるのでしょうね。
わたしにしたらおそらく一生治らない精神疾患、彼にしたら身体的な障がい、自分ではどうにもできない辛い側面。これが負のパワーを持って自身に向かってくることを避けるのはほぼ不可能に近いと思います。
ただそこは人間。暗くなることはあっても、そのパワーをどうしていくは自分で選択することはできるはず。
ときには投げ出したくなる衝動に駆られても、マイナスをマイナスのままにせず自分とその周りの人のために明るい道を選んでいく。
彼にはその能力も知識も備わっているように見受けられるのに…そういう意味でとても残念です。
そして健常者であっても、何か障がいや病気があっても、程度の差こそあれど皆苦悩を抱えて生きている。
皆違いがありながら、どこかしら似通っている。そういう真実を40年近く生きてきて気づかなかったのかしら。と首を傾げたくなります。
良くも悪くも自分を特別視し過ぎず、家族・友人に感謝とできれば何か行動を伴って貢献していかなあかんな。と思わされました。
追記。
あとどうしても不倫するなら絶対墓場まで持っていかないと。バレるならしないでほしい。