グレのはいはい日記

時間がありすぎて始めました。忙しくなってフェードアウトするのが目標です。

無尽(むじん)のシステム

6/8(木)にNHK Eテレの『めざせ!いきいき長寿 山梨県大月市』をながら見していたのですが、そこで知った「無尽」という習慣が面白かったです。

現在も続くこの無尽の仕組みはどうも山梨県独特の様で、下記はマイナビニュースにあった説明。

山梨県民が楽しみにしている「無尽」の習慣って一体何? | 旅と乗りもの | マイナビニュース

 無尽とは月1回程度、特定のメンバーで集まって食事や飲み会をすること。そして、その時に食事代とは別にお金を出し合って積み立て、メンバーが順番に使ったり、グループの目的のために役立てたりすることをいう。

後半部分がなかなか人情味があって素敵ですよね!

なぜこんなシステムが生まれたのか、同ニュースにさらに記述がありますので紹介します。

 助け合いの精神から生まれた独特の習慣

 「無尽」は、鎌倉時代に始まった庶民同士の融資制度が始まり。冠婚葬祭などまとまったお金が必要になった時、お互いに助け合うために作られたという。それなりの頻度で集まり、しかもお金が絡んでくるとなると、メンバー同士の信頼が必要になる。その点、山梨県は昔から住民同士のつながりが強く、このような独特の習慣が発展したようだ。

この無尽が上から与えらたものでなく、必要に迫られた庶民の知恵だということにたくましさを感じました。

考える市民。助け合う市民。って鎌倉時代を超えて現代のわたし達に必要なものだと思うから。