佐々木正美著、『子どもの心はどう育つのか』を読みました。
エリクソンの唱えたライフサイクル論すなわち「発達・成熟段階」を順を追って説明したものです。
自分自身の子育てを振り返って、長女には仕事を理由に、充分にベイシックトラストを築いてこれなかったんじゃないかと反省しています。
これは彼女の望むことを叶えることで、今から少しずつでも育んでいきたいです。
また、子ども時代を経て、青年期には「親密性」を育て、やがて壮年期には先人の文化を引き継ぎ、次世代へ渡していく役割があることが理解できました。
わたしにとっては、社会と調和し、協力しながら、子育てを通じてこの時期を過ごしていけばよいのではないかと考えさせられました。
エリクソンが言うにはそれぞれの課題が達成されていなければ、次の課題に進むことが難しいそうで、そうなると自分自身の幼少期の課題から向き合わなければならないな。と痛感しました。