まだわたしの両親・義両親とも70歳になっていませんが、祖母の介護に苦労していた母を見ていたので、この分野の本を1冊は読んでみようと思っていたんです。
中身は、
- 老人ホーム
- 遺言書
- 任意後見契約
- 財産管理等委任契約
- 尊厳死宣言書
3.、4.についてはこんなものがあることを初めて知りました。
祖母の認知症が進行してお金の管理にまつわるトラブルが頻繁にあったのですが、もしあのときにわたしの親がこういう契約があることを知っていたら、たくさんの苦労が少しは減ったのかも知れない。と考えさせられました。
また遺言書を残すという行為は、遺産(おカネ)の行き先を決めるだけではなくて、親の死後に起こり得る家族間の揉め事を防ぐ・膨大な事務手続きを減らすという意味があることも学びました。
本の後半に
高齢期の親の問題を考えることは、私たち自身の近未来を考えることです。
という著者の言葉に、わたしはこのまま薬を飲み続けるだろうから毎日の服薬の管理を将来どうしていけばいいのか。自分だけでなく、周りに伝えたり、外部のサービスについて調べたりしておく必要があるんだな。という気づきもあり。
読む時期は少し早かったかもしれませんが、わたしにとって今まで全く無知だった世界を少し知ることができる良書でした。
親が70歳を過ぎたら読む本 相続・認知症・老人ホーム……について知っておきたいこと
- 作者: 村田 裕之著
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: Kindle版
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