今週のお題「最近おもしろかった本」
本当は少し前に読んだので、最近か?本当か?と聞かれるとドキリとしますが、不思議な気分にさせてくれた本があります。『アホは神の望み』、村上 和雄、サンマーク出版です。でも、著書の中は科学でいっぱいかというとそうではなくて、人間くさいような行為を推奨する表現や人を超越した何かを感じているスピリチュアルな表現がたくさんありました。人間の驕りを戒めながらも、実直に良いと思う道を進んでいく。そんなある意味宗教色を帯びた、あるいは自然を畏敬の対象としてきた昔の日本人のような感覚が文章から感じ取れました。
すべき治療をしながら、その結果については「前向きに放棄している」人。プロセスに力を尽くすが、結果は天の意思に預けてしまう人。こういう人は病気に心をとらわれることが少ないので、そもそも病気になりにくく、また、治りやすいタイプなのです。
病気の前にはみんな平等なのです。
病気が生き方を見直す絶好の機会だとすれば、それは自分を成長させるチャンス、自分の人間を高めるチャンスでもあるーまさに病気はメッセージなのです。
まあ、病気になりたくてなる人はいない。わたしもならないでいられるならならない人生を選びたかった。でも、わたしには精神疾患があって、それとはもう長い付き合いで、もうそれは人生の一部で、わたしの血肉と一緒になってしまったような感じがあるので共感できる部分はあります。
今のわたしは間違いなくこの病気によってつくられているところがあるし、病気にならなければ今生きているわたしにはなれなかった。
昔はこのパラドックスのような事実に悩んだり戸惑ったりもしましたが、今は、もーそうなん。しゃーないやん。とゆるくなりました。
変えられないかもしれないことにフォーカスするのを止めて、できる楽しいそうなことに集中する。小さなことでもありがたく受け取って、積み重ねて生きていく。そうすることで幸せに近づくし、そうすることでしか人生は生きていけないんじゃないか。なんて30少しの今は思ってる次第です。
あら。
本の紹介と見せかけて、わたしの思考を垂れ流しただけの記事に仕上がってしまいましたね^^;あはは。まあ、そんな日もあります。どんまい。
- 作者: 村上和雄
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: Kindle版
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