ダンナ曰く、終身雇用制度が崩れてもなお転職に寛容とはいえない環境や、年金のこと、これからの日本の経済、原発、子どもが生まれてからというものそっちばかりに気を取られている嫁などなどに向けた呟きだったそうですが、わたしにしてみれば精神疾患を抱えつつもある程度の生活のクオリティーを保てているのは本当に現代医療のおかげなので、真反対のことを言う2人におかしくなりました。
とりわけお世話になったことのあるロナセン(ブロナンセリン)とエビリファイ(アリピプラゾール)はそれぞれ大日本住友製薬と大塚製薬という日本の企業が開発したお薬なので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そりゃお薬が不要になればもっと身軽ですが、悪化したときのデメリットを考えると少しの薬を常用しなきゃいけないことくらいなんてことありません。
昔読んだ小説か何かに、いつの時代かメランコリのために家の納屋に閉じ込められた若い娘がどうのこうのという文章を思い出すと、わたしは本当に現代の恩恵にあずかっているな。と思います。
疲れすぎることはできないけれど、納屋に1日中いなくてよいし、理解のあるパートナーがいるし、のらりくらりそれなりに楽しくやれているから。まあここにたどり着くまでに10年以上、時間を要したけれども。
お薬も口から飲む、注射する(タイプのものも見たことがあります)の他にロナセンはパッチタイプ(貼り薬)のものが少し先、2018年に発売される予定だそうで、この分野の進展にドキドキワクワクしています。
もしかしたらもっと先に精神疾患を予防できるような時代がきたらどんなに良いだろう!と想像したりもします。(←暇人)
怖いことや苦しいこと、辛いこともこの世界にはたくさんあるだろうけど、きらきらした希望の種も同じくらいそこかしこにあると信じています。
そして、そう思えるくらい前向きになってくれているわたしの脳・体にも感謝感謝です。今日もどうもありがとう!